高辻通りにあるとろさば料理専門店（SABAR京都烏丸店）で1日限定5食のランチ＆脂が旨いしめさばを堪能

天気予報では台風が接近の見込みで朝から雨が降っていました。そんな予報にもめげず京都で人気のとろさば料理専門店SABARへ1日限定5食のランチを求めて向かいまいた。お店はビルやマンションが建ち並ぶ京都の中心地（高辻通り）にあります。到着したのは開店時間の午前11時38分の直前。38分という半端な時間はサバと38をかけているのですね！お店は大正時代の町家を現代風に改装したものです。

開店前には待っている人が数人いました。そして、ちょうど11時38分に開店。一番乗りで入店することができました！店内は町家を改装しただけあり和の雰囲気いっぱい。畳のお座敷の部屋に案内されました。

京都の町家には坪庭という小さな庭が敷地内にあることが多く、こちらのお店にもありました。窓から少し緑が見えるだけで開放感が全然違います。このお店が市街地の中にあることを忘れてしまいそうです。

開店前から並んだ甲斐あって限定5食のランチセットが注文できました！ランチセット限定で付けられるオプションのしめさばも注文。ランチセットは曜日によって内容が変わり、今日水曜日はとろサバの西京焼きでした。楽しみに待っていると、先にしめさばが運ばれてきました。身は分厚く、脂がのって噛むごとにジュワッとさばのうまみが口に広がりました。さすがとろさば専門店です！

しめさばで感動しているところにランチセットが運ばれてきました。サバの西京焼きの大きさにはびっくりです！サバの脂やうまみがギュッと閉じ込められ、魚特有の臭みがなく骨も処理されていて食べやすく、あっという間に完食！こちらのお店は夜も営業しており、一品料理や鯖づくしのコース料理などもあるので、次は夜に行くことに決めました。

お店には持ち帰り（お土産用）の鯖寿司もありました。京都では鯖寿司はお祭りやお祝いの日に食べる習慣がありますが、普段でも食べている人が多いようです。その昔、京の都は海から遠いため若狭（現在の福井県）で獲れた鯖に塩をして保存のきく状態にして都に運んでいました。その若狭と都を結ぶルートは鯖街道と呼ばれていたそうです。

お店を後にして京都の街の散策に出ることにしました。台風がそれたようで、この頃には雨もあがっていました。散策にはもってこいです。烏丸通りを横断中、ふと横を見ると京都タワーが見えました！

碁盤の目のようになっている京都の通りを西へと歩いていると、仏光寺（ぶっこうじ）に辿り着きました。境内に入ってみるとそこは広く静かで、まるで都会のオアシスのよう。お堂の中は自由に拝観できるので、靴を脱いで上がってみました。まずは阿弥陀堂から入り、通路を伝って大師堂（御影堂）へ。大師堂の中も大変静かでした。ここでは都会の喧騒を忘れ、のんびりできそうです。疲れを癒したい時、またここに来ようと思います。

仏光寺を後にし、次に京都屈指の繁華街でもあり花街も存在する先斗町（ぽんとちょう）方面へと向かいました。飲食店が建ち並ぶ細い路地を歩いていると、舞妓さんにばったり！時刻は午後2時半頃。稽古を終えた後でしょうか。昼下がりから夕方までの時間帯は舞妓さんや芸妓さんに出会う確率が比較的高いように思います。白い浴衣に赤い帯がなんとも可愛らしい！

かなり歩いたので休憩をすることにしました。選んだ場所は『スターバックス三条大橋店』。こちらのお店の魅力は何といっても川床があることです！注文したコーヒーは、Roasted　Nutty Chestnut　Latte（ローストナッティチェスナッツラテ）のホット。栗のフレーバーが豊かに香り、秋らしい味でした。鴨川の流れを眺めながらのカフェタイムは最高！贅沢な気分になりました。

京都の街の中にはおいしい料理店や静かな寺院、古い伝統を持つ花街、そして鴨川といった自然もあります。すべてコンパクトにおさまって、一日でいろいろ楽しむことができるのも大きな魅力です。また、京都の魅力は奥深く、何度散策してもその度に新しい発見や刺激を受けることができることでしょう。ぜひ京都の魅力を体感してみてください。