宇治の平等院ライトアップを見学！阿字池に映る鳳凰堂は圧巻の美しさ

京都宇治にある世界遺産、平等院のライトアップ（夜間特別拝観）へと足を運びました。今回の夜間特別拝観は平成29年11月18日～12月3日までの、金・土・日・祝日の18時～20時30分（20時最終受付）に行われるもので、平成24年6月から1年半にも及んだ平成の大修理以来、初のライトアップとなります。辺りはすっかり暗くなり、高まる期待と共に拝観受付のある正門へと向かいます。（南門にも拝観受付があります。）拝観受付の手前の参道の木々もライトアップされ、一帯は幻想的な世界に！

拝観受付を済ませ、重厚感のある正門を通っていざ境内へ！今回の平等院ライトアップは、鳳凰堂と紅葉のダブルでライトアップを楽しめる、魅了いっぱいのイベント！正門のすぐ先には早速ライトアップされた紅葉が見え心が踊ります。

正門を抜けると、目の前に10円玉や1万円札でおなじみのライトアップされた鳳凰堂が！澄んだ夜空に幻想的に浮かび上がる鳳凰堂は言葉を失うほどの美しさです。

さらに鳳凰堂に近づいて斜めから眺めてみました。鳳凰堂の前にある阿字池（あじいけ）は逆さまに鳳凰堂を映し出し、まるで鏡のよう！写真のように逆さまに映し出されるのには無風状態であることが条件ですが、今日はまさにその条件を満たし、非常にラッキーです！

しばらく斜めの角度ならの鳳凰堂を眺めた後、いざ正面へ！この正面の姿はご存知、10円玉に刻まれている姿です。平等院は平安時代後期創建、極楽浄土の世界を表現した寺院ですが、美しく浮かび上がる鳳凰堂を眺めているうちに、まさに極楽浄土の世界へと迷い込んだような気分に。

阿字池に映し出されるのは鳳凰堂だけではありません！ライトアップされた紅葉も見事に逆さまに映し出され、味わい深く堪能することができます。紅葉と鳳凰堂とのコントラストは抜群です！

平等院の境内には日本三名鐘の1つに数えられる釣鐘があります。平等院の釣鐘は『姿の平等院』として、その美しい姿で人々を魅了してきました。境内の釣鐘は実物と同じ大きさに復元されたもので、実物はこの後見学する予定の宝物館『鳳翔館』（ほうしょうかん）に展示されています。釣鐘周辺も煌びやかにライトアップされ、釣鐘がより一層美しく見え荘厳な雰囲気を醸し出しています！

釣鐘を見学した後は鳳翔館に入り、実物の釣鐘などの宝物を見学。その鳳翔館には平等院にちなんだ様々なグッズ販売コーナーがあり、京都土産を選ぶのにも最適！たくさんの観光客がお土産選びを楽しんでいました。

鳳翔館を出た後は鳳凰堂の裏側へと周ってみました。正面から眺めるのも素敵ですが、裏側から眺めるのも、鳳凰堂までの距離が近く感じられ、おすすめ！屋根の上の鳳凰にもライトアップの光が当たり、黄金色の輝きに！

鳳凰堂、そして境内全体を煌びやかに彩る紅葉のライトアップを堪能した後は、再び正門を通って表参道方面へと抜けることに。昼間の平等院とはまるで違う、非日常の世界に浸れたことに大満足の気分！

正門を出て、静まりかえった表参道をふらりと歩いて帰路につくことにしました。宇治は宇治茶の本場とあって、表参道には宇治茶のお店や抹茶スイーツを楽しめるお店がズラリ！昼間は多くの観光客でいつも賑わっています。今回は平成の大修理以来初めてのライトアップ（夜間特別拝観）で、次回はまだ未定ですが、また再び夜の平等院を楽しみにしたいと思いました。

京都が誇る世界遺産、宇治の平等院。今回のライトアップ（夜間特別拝観）では、昼間とはまるで違う幻想的な鳳凰堂や境内を楽しむことができました。平等院は10円玉でおなじみとあって、観光客にも大人気！極楽浄土の世界を現代に感じることができる京都観光おすすめのスポットです。また平等院の表参道には京都土産として人気の宇治茶や抹茶スイーツも勢揃い！魅力溢れる宇治をゆっくり楽しんでみて下さい。