祇園名物として親しまれている壹錢洋食（お好み焼き）は甘辛のソースが癖になる京都を代表するB級グルメ

昨晩からの冷たい雨の影響で今日はかなり寒くなりました。このような雨の日の四条大橋は足元が滑りやすいので注意が必要です。橋の下を流れる鴨川の水位も少し上がってきています。

あまりにも寒いので祇園で人気の壹錢洋食へ立ち寄ることに・・・。四条大橋から徒歩2分ほどで到着。花街の色気と昭和の懐かしいイメージの店模様が印象的です。

入口の右手には壹錢洋食のメインキャラクターである壹錢喰太郎（いっせんくたろう）くんの姿が・・・。紀州犬にズボンを噛まれてエライことになっていますね。壹錢喰太郎くんの体を上から下までご覧になってみてください。何かに気が付くはずです。日本一景観に厳しい京都ですが『OK』となっています。

お店の中はこんな感じです。昭和時代の色を基調としながらも様々な物が混ざり合っている不思議な空間となっています。また、上品な着物をきた女性（人形）が所どころにいらっしゃいます。もちろんですが接客はしてくれません。メニューは祇園のお好み焼きとして親しまれている壹錢洋食のみ。一枚注文しました。

こちらが京都祇園の舞妓さんや芸子さんにも大人気となっている壹錢洋食です。大きく見えますが実際のサイズは20センチ前後となります。見た目の方は、一般的なお好み焼きとは違いますね。

具材は色々と入っています。たっぷりの九条ネギに新鮮な卵、和牛、コンニャク、ちくわ、紅ショウガ、天カスなどなど。真ん中からお箸で割ると食欲をそそる甘辛いソースの香りがたまりません。半熟の卵を絡ませながらおいしく頂きました。

各テーブルには壹錢洋食オリジナルのソース（甘・辛）が用意されています。ソースの微妙なバランスで壹錢洋食の味は大きく変化しますので自分好みの味を見つることができます。皆さまも行かれた時は、ぜひチャレンジしてみてくださいね！

冷えたビールに冷やしアメ、冷やしラムネ、この3つのドリンクは壹錢洋食にベストマッチ。京都観光で疲れた体が良い感じにリセットされるとおもいます。もちろん、セルフサービスとなりますが水も用意されています。

壹錢洋食でお腹が満たされ体もほど良く温まりましたので、近くの祇園白川を散策することに。冷たい雨が降り続く平日ということで観光客の姿は少なめでした。

京都を舞台にしたサスペンスドラマなどでお馴染の辰巳大明神周辺も観光客の姿は少なめです。せっかくですのでお参りをさせて頂きました。正面で拝んだ後にほこらの廻りを一周すると更なるご利益が期待できるそうです。

辰巳大明神のすぐ横の白川に架かる巽橋で舞妓さんに遭遇。赤い和傘をさして歩く上品な姿におもわず見とれてしまいました。祇園界隈では昼間でも普通に舞妓さんや芸子さんの姿をキャッチすることができます。マナーは厳守！雨の祇園白川は絵になりますね。

祇園の壹錢洋食はリーズナブルでおいしいことから地元の人や観光客らに大人気となっています。お好み焼きといえば大阪や広島をイメージされる方が多いとおもいますが壹錢洋食の味は両者とは若干ですが異なります。京都の昔ながらのお好み焼き、昭和初期の香りが漂う雰囲気満点の店内で、ぜひご賞味ください。