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定番の人気おすすめ京都観光スポットから隠れた穴場の名所までをご紹介!

一乗寺にある曼殊院門跡の名庭園(枯山水)は忙しい日々を忘れさせてくれる癒しの空間

 

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一乗寺には高い人気を誇る庭園が自慢の寺院(詩仙堂や圓光寺など)が複数あります。中でも曼殊院門跡の庭園は京都の名庭園トップ10に入るほどの美しさ。門の前に立っているだけで期待感からワクワクとドキドキが同時に押し寄せてくるほどです。

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拝観料(600円)を納めて中へ。下駄箱の靴の数を見た瞬間、ニヤリと笑みが湧いてきました。これが紅葉ハイシーズン前の平日の曼殊院門跡。自分が求めている癒しの空間での贅沢タイムが確約された瞬間です!

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大書院へとのびる渡り廊下、何ともいえない雰囲気があります。床がギシギシときしむ音が年期というか重い歴史を感じさせてくれました。窓から差し込む日の光もグットです!ちなみに、右手は梅林となっています。

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京都でトップ10に入る名勝庭園がこちらです。自然の雄大さを表現した枯山水で、松(鶴島にある五葉松)はなんと樹齢400年超え。大書院から小大書にかけて優雅さを感じることができる立派な庭園となっています。また、曼殊院門跡は境内全体が国の名勝に指定されているそうです。

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柱には元気の良いカマキリの姿も。しばらく見ていると手の届かない高さまで上っていきました。秋口になると京都の色々な場所でカマキリを見かけます。寺院は、きっとカマキリにとっても居心地が良い場所なのでしょうね。

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鮮やかな朱色のカーペットの上をゆっくりと歩きながら庭園を眺めると格別です。で、ちょこっとだけ特等席に座ってみました。ここからの眺めはテレビや雑誌などでお馴染ですのでご存じの方も多いはず。今の時期の平日に限っては、少しの時間であれば独り占めが可能となります。もちろんですが状況の見極めは大事ですね。

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曼殊院門跡にはメインの庭園以外にも大小たくさんの庭があります。その庭のほとんどがパンフレットや公式ホームページ、現地でも庭園名の表示がなされていません。しかし、この庭(中庭)のみパンフレットに記されていましたのでご紹介します。『一文字の手水鉢、井戸があり、庭の芯は松の根元の石』と書かれていました。井戸だけ何とか場所(写真中央上部)を発見することに成功。気が付けば、曼殊院門跡に入ってから既に2時間が経っていました。

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素晴らしい名庭園を満喫した後は曼殊院門跡の周囲をお散歩。緑豊かでとても静かな場所です。団体のツアー客の姿はゼロ。ほんの少しだけ色づいた紅葉もありました。この緑色が・・・。

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帰りには曼殊院門跡近くに店を構える一乗寺中谷へ立ち寄りました。でっち羊羹に絹ごし緑茶てぃらみす、ざるわらびなどが有名なお店です。絹ごし緑茶てぃらみすに限っては、インターネットで1ヶ月待ちになるほどの大人気商品となっています。

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迷ったあげく、ざるわらびとお抹茶のセットを注文しました。弾力のあるわらび餅の上にしっとりとした生クリームがタップリ。更に、キメの細かいきな粉がふりかけられています。京都ならではの黒蜜付き。さすが、和洋折衷のスペシャリストです。

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一乗寺中谷名物ざるわらびをペロリと完食!口の中が洋風になっていましたので、欲張って和菓子のショーケースからよもぎ大福と栗入りようかんを追加でチョイスしました。京都スイーツでお腹がいっぱいに・・・。味よし、香りよし、後味よし、パーフェクトなできに大満足!

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曼殊院門跡の名庭園は西京区にある桂離宮から大きな影響を受けたとされています。日本の名勝にも指定されており枯山水を深山と緑と白石で表現しているそうです。もう、言葉を失うほどの美しさ。秋が深まる頃の曼殊院門跡で見逃せないのが夜の特別拝観。来月におこなわれる幻想的で神秘的なライトアップは必見です。ビューポイントがたくさんある夜の曼殊院門跡へも、ぜひ足を運んでみてください!

 - 名庭園

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